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2022.01.13 Thu
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紙が書く

8年以上に渡り「古道具 十一月」、そしてかつて同じ場所にあった「紙の店 馬渕」で紙を見つけ、それを作品に使用してきました。
この個展では、今まで蒐集してきたその紙紙に描いた作品を発表します。
自分が描いたその絵は、どこか紙に導かれ描かされたと言える線があります。
紙の記憶、自分の記憶、観賞者の記憶。
それらが混ざり合い一枚の絵がそこに湧き起こります。
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また、過去の遺物と現代の代物を独自の視点で編纂する「unplugged」にて、過去作と新作を混ぜ合わせた作品群の展示を同時開催します。
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The Writing of Papers
紙が書く
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於 十一月
  札幌市中央区南2西8丁目5-4-2F(12pm—6pm)
  unplugged
  札幌市中央区南3条西8丁目11-3-1F(1pm—8pm)
時 2022年1月27日(木)ー 30日(日)
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紙は誰も知りえない紙自身の記憶を保有している.
その記憶を辿り, 「既にそこにあった絵」として即興的に線を描く.
その線を紙にどう定着させるのか考え, 思考の痕跡として行為を印す.
その絵は, 自分が去った後も残り続ける.
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「署名者は消え去った。しかし、かつて存在した別の奇蹟の証拠である輪郭のひとつひとつが、不滅の自筆としてのこる。」
― ロジェ・カイヨワ『石が書く』より